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(「刊行に寄せて」 𠮷田英生京都大学名誉教授)より
他に類を見ないユニークかつ美しい書 ─上野祐藏氏による『飛翔 野鳥と俳句の世界へ』の草稿に触れたときの私の第一印象である。
(中略)
上野氏は、意識と感覚を集中させて自身の心にぴったりの言葉を探し(生み)出す作業を続けるとともに、野鳥を主とする自然とも向き合ってこられた。その結晶である言葉や情景に触れることによって、読者の心も自ずと原点復帰できるのではなかろうか。
(中略)「海や山次々越えて小鳥来る」(中略)
このやさしい言葉で詠まれた句からは何ともいえない広がりと生命力を感じるのである。
さらに、本書には美しい情景の写真も満載されているので、一頁一頁をじっくりと味わっていただきたいと願っている。
(内容)
第1章 自然との共生 ―小鳥が囀る野山を歩こう―
1-1 自然との共生(1)
自然との共生(2)
1-2 生きものとの共生からバードウォッチングへ
1-3 野鳥観察の最近の印象
1-4 可愛い小鳥たち・鹿・花などのフォトリスト
1-5 野鳥の声
1-6 野鳥賛歌30句(祐藏2019年作成)
1-7 ホトトギスいろいろ
第2章 俳句を愛して20年
2-1 俳句との出会い
2-2 野鳥と共に俳句を愛して20年
2-3 俳句は人の生きざまそのもの
2-4 俳句とは何か?再考してみよう(芭蕉ほか)
2-5 俳句における魂・精神・心などの意味(円グラフ)
2-6 座右に置きたい俳句50句
好きな自作の俳句20句
2-7 俳句と五感
2-8 大和の俳句
2-9 我が旅情句
参考資料
(A)俳人の系譜
(B)俳人による野鳥と俳句50句
(C)素敵な和歌・短歌25首
(D)野鳥・季節別一覧
B5判オールカラー 108頁
ISBN9784878068379 C0000
定価[本体価格1,400円+税]
2024年5月12日発行